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9月 2017

デルフィンゲン基金とエシロール・ビジョンがパートナー連携へ

エシロール・ビジョン基金とデルフィンゲン基金は、デルフィンゲンのフィリピン、セブで働く社員と家族の視力を改善するために共同作業にあたりました。

エシロール・ビジョン基金デルフィンゲン基金の共同作業により、600人以上におよぶデルフィンゲン社員と家族に、視力検査を提案しています。

今回の活動は9月16日と17日の2日間にわたり、フィリピンのセブ島で行われました。フィリピン、シンガポール、タイ、更にフランスから来た30名程度のボランティアが支援にあたりました。活動には、エシロール・ビジョン基金のアイシャ・モクダヒ理事長と、デルフィンゲン基金のベルナール・ストレット理事長も参加しました。

 

2日間の2つの目標:眼鏡の入手を可能にし、認識を深める

世界の人口の3人に1人が視力矯正を必要としているのに、入手できずにいます。フィリピンでは、眼鏡が必要な人の22%が、様々な理由により、眼鏡をかけることができずにいます。医師の診察を受けられなかったり、眼鏡の販売店に行くことができなかったり、眼鏡をかけることで視力を改善できることを知らない場合もあります。

エシロール・ビジョン基金とデルフィンゲン基金が主催するイニシアチブでは、フィリピンに住む人が眼科の診察を受けられるようにすることと同時に、ケアの重要性について認識を深めてもらうことを目標にしています。

 

視力を改善することは、職業レベルでも個人レベルでも重要なニーズなのです。

「視力を矯正すると、社員の仕事における生産性に大幅なインパクトがあります。調査結果によれば、視力の悪化に悩む労働者は、生産性が最大34%低くなっています。眼鏡をかけることで、生産性が高まるだけではなく、生活の質も高められるのです。このような理由により、当基金では、デルフィンゲン基金のようなパートナーと連携することで、フィリピンおよび世界中の屈折異常による問題に対処することを決意しています」と、エシロール・ビジョン基金のアイシャ・モクダヒ理事長は説明しています。
「社員とその家族の健康、子供の教育、適正な住居の入手、これらが10年前からのデルフィンゲン基金の目標です。視力に関する同様の活動はデルフィンゲン基金において、様々な国の学齢児童に既に実施されてきました。

エシロール・ビジョン基金の素晴らしい尽力により、フィリピンの社員とその家族にまで視力検査の範囲を拡張できるようになりました。デルフィンゲン基金では、医療、教育、適正な住居の入手により、自律性を高めるよう支援するという目標に向けて作業を進めつつ、世界中で視力の問題を改善することで、生活の質を改善するというエシロール・ビジョン基金のプロジェクトにも貢献しています。2017年からは障がいも基金の対象項目となりました」と、デルフィンゲン基金のベルナール・ストレット理事長は語っています。

 

活動の成功

600人を超える成人および子供が2日間に視力検査を受け、約200人が眼鏡をかけられるようになりました!